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日本生協連と全国の生協の震災支援の現地活動を報告します


by peaceJCCU
 この「なでしこ」は、おかやまコープで4月に募集した“がんばろう東北 ハートフルメッセージ”を添えて、被災された方々にお送りしたもので、大槌町には国際医療ボランティア団体AMDA《アムダ》を通じて届けられています。

「なでしこ」は順調に育っています(おかやまコープ)_d0155583_15462514.jpg


 8月末に訪れた岩手県大槌町の夏本(なつもと)団地では、「なでしこ」がプランターで大事に育てられていました。

 大槌町で「なでしこ」のお世話をしてくださっている方からのメッセージをご紹介します。

・今回の取り組みで、おかやまコープのみなさんとつながっていることが大変うれしく、復興に向けて元気が出ます。
・皆さんのまごころを大切にし、復興に向け頑張っていきます。

詳しくは、おかやまコープのホームページをご覧ください。
# by peaceJCCU | 2011-10-03 15:48 | 全国の支援の取り組み
いわて生協と被災地訪問の報告②をお届けします。
いわて生協と被災地訪問②(日本生協連)_d0155583_13581248.jpg
2日目は、大型バスで沿岸部の被災地を訪問しました。行程は、盛岡を出発して沿岸部の釜石→大槌→山田→宮古→田老と視察し、盛岡へ戻りました。盛岡から沿岸部までの道のりの長さに、四国と同じくらいの大きさがあるという岩手県の広さを実感しました。
移動の車内では、地元の組合員理事や組合員さんから津波や火事で被害にあった町の状態や現在の状況についてお話しいただきました。被災の爪あとが今なお大きく残る街を走りながら聞くお話は、とても身につまされるものでした。

宮古市にあるいわて生協の店舗「マリンコープDORA」では、菅原則夫店長から、震災当日に組合員や職員を避難させながら夜を過ごした様子や、翌日以降、品物を求めて押し寄せる被災者に職員・組合員・高校生ボランティアと一緒に秩序を守りながら奮闘された様子、被災者の声に応えた様々な取り組みなどについてお話いただきました。
7月末には、菅原店長や組合員理事が中心となって、被災者を支援するための復興プロジェクト「かけあしの会」を立ち上げました。「被災者の皆さんが孤立せず、そして少しでも現金収入が得られるように」と、復興ギフトの箱詰め作業やアワビの貝殻を使用したアクセサリー作り、作業の場を提供する取り組みを始めています。
いわて生協と被災地訪問②(日本生協連)_d0155583_13512935.jpg

いわて生協と被災地訪問②(日本生協連)_d0155583_13515882.jpg高さ10mもある堤防が津波により破壊され甚大な被害が発生した田老町では、田老町漁協の方に堤防の内側と外側をご案内いただきました。「現在、来年の収穫に向けて、わかめの養殖作業を始めています。来年春には真崎わかめを復活させますので、ぜひ皆さんの食卓へ」と力強いメッセージを述べられました。

被災地で、復興・支援活動を続けていらっしゃる皆さんのお話を聞き、参加者からは、「協力すること、助け合うこと、つながることの大切さを感じた」、「いわて生協の理事さん、職員さんなどの活躍を見聞きし、生協の力はすごいと感じた」いう声とともに、「自分たちの地域で同様のことが起きたときに同じことができるのか、今から考えたい」、「今回見聞きしたことを伝え、広め、長い支援につなげたい」、などの感想が寄せられました。
# by peaceJCCU | 2011-09-30 13:59 | その他
日本生協連では、いわて生協と協力し「つながろうCO・OPアクション」の取り組みとして、8月29、30日、全国の組合員理事が被災地を訪問し、現地生協の組合員・職員と交流する企画を開催しました。24生協41名が参加しました。

1日目は、交流の集いを行いました。
いわて生協と被災地訪問①(日本生協連)_d0155583_11594759.jpgいわて生協専務理事の菊地靖さんから、いわて生協の被害状況とこの間の取り組みについて報告をいただいた後、いわて生協の組合員理事の香木みき子さんと飯塚郁子さんから「被災地からの思いと取り組み」としてお話をいただきました。

香木さんからは、宮古市にあるいわて生協の店舗「マリンコープDORA」の店内で3月17日から始めた物資提供コーナーや、組合員の声から始まった礼服(喪服)提供活動などについて報告がありました。「組合員活動のよさは、すぐに実行できること。どこの団体よりも早く始めることができた。これからも、失業、孤独など解決すべき問題はいっぱいある。スピードをあげて活動していきたい」と話されました。

飯塚さんからは、避難所以外の方々に食料や情報が非常に不足していたことなどについて報告がありました。飯塚さんからいわて生協本部へ連絡したことにより、いわて生協の移動販売が実現。「気仙沼の地域全体をまかなえる対応とまではいかないが、生協が移動販売を行うことによって、他の業者さんも移動販売に取り組むようになったことが成果だと思う」と話されました。

最後に、大槌町で酒蔵を営んでいた赤武酒造(株)(CO・OP虹の宴製造元)の古舘秀峰さんから、「復興にかける思い」として、「酒蔵も事務所も失ってしまったが、前を向いてがんばっていきます」とのお話があり、参加者から大きな拍手があがりました。
# by peaceJCCU | 2011-09-30 12:07 | その他
 東日本大震災からちょうど半年の9月11日(日)、日本赤十字社より赤十字健康生活支援講習指導員の松本淳子先生を講師に迎え、被災地でのボランティアのあり方、主に高齢者に対する避難所での心や体のケアについて学びました。

 朝10時、あすならホールに集まった27名の参加者は、まず震災で亡くなられた方々と先日の台風12号で亡くなられた方々に黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りしました。

はじめの一歩講座「災害が起こったときに~あなたが支援できること」開催(ならコープ)_d0155583_11283064.jpg 松本先生には、支援活動をされた数々の実体験をもとに被災者の心身の変調、それに対するケアの仕方や接し方を具体的な事例をまじえて分かりやすく講義して頂きました。
ボランティアの心得として、
・決して押しつけになってはいけない
・相手のペースに合わせて対応する
・炊き出しなど一緒にできる方には手伝ってもらう等、
被災者の考えを尊重して“できることはやってもらい、できないことを援助する”ことが大切とのこと。
 実際に、水没して汚れた家具の運び出しに立ち合わなかった高齢者が、大切な思い出の品や仏壇まで運び出され、ショックで寝込んでしまったという話もあるそうです。よかれと思って始めたボランティア活動が、被災者の気持ちを無視した独りよがりな活動にならないように気をつけたいものです。

はじめの一歩講座「災害が起こったときに~あなたが支援できること」開催(ならコープ)_d0155583_11283951.jpg また床からの立ち上がりや起き上がりなど高齢者には難しい行為が簡単にできる方法、毛布1枚と1本の紐(パンストなど)で動きやすいガウンにしたり、カップ1杯の熱湯とタオル・ビニール袋で作る清拭用ホットタオル、背中や腕をさすって話しかけるリラクゼーションの方法も習いました。

 参加の皆さんからは
「とても勉強になりました。もっと多くの方に知って欲しい知識です。」
「災害時のみではなく普段から取り入れられるものは使っていきたい」
などの声を頂きました。

詳しくは、ならコープのホームページをご覧ください。
# by peaceJCCU | 2011-09-29 11:29 | その他
 みやぎ生協と被災地訪問の報告②をお届けします。

 みやぎ生協の産直かきの生産地の宮城県漁協志津川支所では、9月1日に開設したばかりの仮事務所で説明がありました。1000人の漁協組合員のうち65%が家を失うという壊滅的は被害となったそうです。
 組合員に意識調査をしたところ、「当初は海に裏切られたという気持ちで、海ではもう生きられない」と思っていた方々が、徐々に「海でしか生きられない」という気持ちになってきたとのことです。かきの収穫が以前に戻るには3~5年はかかるだろうが、志津川だこや秋鮭、わかめなどを提供できるだろう、漁場再生プロジェクトチームを結成して、なんとか復興していきたいと決意を語られました。
みやぎ生協と被災地訪問②(日本生協連)_d0155583_1141723.jpg
  かき部会長さんとTシャツを送った方             被災したかき処理場前で

参加された方から
「応援メッセージを書いて贈ったTシャツの持ち主さんにお会いできたこと、本当に感激でした。思いが少しでも伝わったことをとてもうれしく思います。一時だけのものではなく、継続的な支援を考えてまいります。」
「被災地の現実を見て、驚きました。テレビで見ると、実際に見るのでは本当に感じ方が違いました。もっとせつなくなりました。昨日報告のみやぎ生協のすばらしい取り組みと、がんばりには感動しました。この企画に参加して、各地の生協とつながっていること実感できました。私たちは決して一人ではないですね。地元に帰って、皆と話し合って、何ができるか、大切なのか考えます」の感想が寄せられました。
# by peaceJCCU | 2011-09-28 11:45 | その他