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日本生協連と全国の生協の震災支援の現地活動を報告します


by peaceJCCU

みやぎ生協・国見ケ丘店は、元気に営業しています

日本生協連・東北支所営業担当者の店舗支援に同行しました。
開店直後にもかかわらず、みやぎ生協・国見ケ丘店(仙台市青葉区)の前には、既に1,000人近い行列(ほぼ、店を半周するほど!)ができていました。
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国見ケ丘店では建物被害はあまりなかったそうですが、レジが使用不能になり、店内は落下した商品で足の踏み場もないほどになったそうです。
しかし、被災された組合員や地域の方々のことを考え、震災翌日から2日間は、店内の後片付けをしながら店頭でできる限り商品の供給しています。

その後、2日閉店し、昨日から店内での部分営業を再開しています。依然、レジが使用できず、商品入荷が極端に減少したことで、サッカー台付近だけでの営業となっています。そのため、職員の皆さんはいろいろと工夫されています。
例えば、入口正面に大きく「今日の取扱い商品リスト」を掲示。
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また、売場が極端に狭いため、混乱を防ぐために入店は一度に4人ずつとし、職員がエスコート。その場で、メモ帳サイズに切ったPOPやチラシの裏に代金を書き込み、スムーズな清算ができるようしています(ほとんどの商品は100円や200円均一)。

「1人10品までのご利用」という制限があるにもかかわらず、メンバー(組合員)の皆さんたちも、とても落ち着いて買い物をされているのが印象的でした。
それが実現できているのも、メンバーと生協がこれまで培ってきた信頼関係と、正規職員やパートナー(パート職員)さんたちの頑張りがあってこそだと思います(皆さん、あんまり無理しないでください。自分が倒れては、元も子もないですから・・・)。
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現在、国見ケ丘店の支援に入っている共同購入運営部石巻支部・拡大担当の多田裕一さんは、
「仙台の地震被害を1とすると、石巻の津波被害は10倍以上だと思います。私自身、津波に遭遇し、高台にある建物の踊り場で一夜を明かしました。その後、自宅のある仙台にどうにか戻ることができましたが、自動車の燃料がまったく手に入らないので支部に戻ることができません。そのため、自宅から近いこの店の支援に入っています。とにかく一刻も早く、ガソリンや灯油などの燃料が手に入りやすくしてほしいですね」と話してくれました。
日本生協連・みやぎ生協支援チーム(第二陣)vol.6
by peaceJCCU | 2011-03-18 12:56 | 被災地からの情報