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日本生協連と全国の生協の震災支援の現地活動を報告します


by peaceJCCU
神奈川県生協連より、神奈川災害ボランティアネットワークでの自転車を送る取り組みの報告が届きました。

自転車整備のボランティア作業
 5月6日、被災地に送る自転車整備補助のボランティア作業が、横浜市港北区の早渕自転車保管場所にて行われました。今回行われたのは、宮城県南三陸町からの要請に基づき、横浜市より提供された保管切れ放置自転車50台を整備する作業で、神奈川県自転車商協同組合港北支部の皆さんの指示を仰ぎながら、集まった20名ほどのボランティアが作業に取り組みました。
被災地へ向けて自転車が出発(神奈川県生協連)_d0155583_11131419.jpg

 整備済みの自転車には「復興応援自転車TOHOKU←YOKOHAMA がんばれ!東北」のシールが貼られ、5月11日の運び出しを待つ状態となりました。 整備作業の内容は、広い自転車保管所の敷地内を行き来して自転車を移動させるとともに、バルブのゴムを交換してタイヤに空気を入れたあと、不要なシール等をはがしてきれいに拭き上げるまで。
 誰でもできる軽作業ではありましたが、多くの台数を一気にそろえるためには、ボランティアによる作業補助がお役に立てたのではないでしょうか。そしてボランティアの皆さんが非常にてきぱきと、積極的に作業をこなされたおかげで、1時間半ほどですべての作業が完了しました。
 作業終了後には、持参した昼食を青空の下で食べながら、ボランティア活動に関する情報を交換し合う姿も見られました。こうした活動の積み重ねが、息の長い継続的な取り組みを支えていくことになると感じました。

南三陸町へ出発
 自転車は、5月12日にボランティア6名により被災地へ走るトラックに積み込まれました。 今回の被災地への配送は、生協の個人宅配業務で大変お世話になっている株式会社全通さんにご協力を頂きました。ありがとうございます。
# by peaceJCCU | 2011-05-14 11:15 | ボランティア活動
パルシステム茨城は、関東近郊のパルシステム生産者を応援するために「産地応援青空市!」を6つの配送センターエリアで順次開催しています。千葉県・茨城県・栃木県・群馬県で生産されたトマトやきゅうり、白菜などのたくさんの産直野菜を中心に販売をおこなっています。
県内6 ヶ所のセンターで産地応援青空市を開催(パルシステム茨城)_d0155583_14243765.jpg

GWの連休中は、4 月30 日・5 月1 日 ひたちセンター、5 月7 日つちうらセンター、うしくセンターで開催し、たくさんの組合員の来場でご利用いただきました。今後は、5 月14 日 みとセンター、なかセンター、5 月21 日しもつまセンターで開催予定です。

東日本大震災で発生した福島第一原発事故により、関東近郊などで生産された一部の野菜において国の規制値を超える放射性物質が検出されたため出荷制限が実施され、その影響で出荷制限されていない野菜まで市場で敬遠されるという深刻な被害が発生しています。

茨城県の青果産直生産地も大きな被害を受け、産直野菜生産者も『風評被害』を含め大変な打撃を受けています。また、産地が茨城県ということだけで出荷が滞っているのが状態です。パルシステム茨城では、今後も安心で美味しい野菜をお届け出来るよう、産直産地を支援するために産地応援企画をおこなっていきます。
# by peaceJCCU | 2011-05-12 14:28 | 被災地からの情報
コープネットでは、「生産者応援のつどい」を開催します。

◆ 生産者、消費者、行政が力をあわせて、産地・生産者の応援をします!
◆ 原発事故の放射能汚染で風評被害を受けている産地・生産者を元気づけます!

5月14日(土) 10時~15時( 雨天決行)
ステージ挨拶10:00~、青果物の即売は15:00まで予定。但し売切れ次第終了。

有楽町駅すぐ : 東京国際フォーラム 地上広場 
(有楽町駅徒歩1分 東京駅徒歩10分)

「生産者応援のつどい」を開催します(コープネット)_d0155583_12525433.jpg
(写真はイメージです)

詳細はコープネットのホームページをご覧下さい。
http://www.coopnet.jp/shinsai/info/archives/003720.php
# by peaceJCCU | 2011-05-12 13:03 | 全国の支援の取り組み
東京都生協連は東京災害ボランティアネットワーク(東災ボ)とともに宮城県南三陸町の被災者のみなさんを支援しています。第四期(4/23~4/30)被災地支援の報告です。

4月末までの東災ボの支援活動は3箇所の避難所における被災者支援と、町の総合体育館(ベイサイドアリーナ)の敷地内に設置された町の災害ボランティアセンターでの支援活動です。
東災ボボランティアの一日は午前6時の起床に始まります。6時30分、庭に出てラジオ体操。朝食は7時です。炊事当番が決められていて、交替で食事をつくります。ボランティアは4 班に分けられていて、早い班は7 時45 分に出発します。
南三陸町が町内で避難所として使用している施設は志津川小、中、高等学校とベイサイドアリーナなどです。隣の登米市に設置された避難所でも多くの人が避難生活を送っています。第四期のボランティアは19 名。震災を期に立ち上がった大学生のボランティアグループ「youth for 3.11」が主力でした。
東京都生協連からは3名、他には東災ボの加入団体である労働組合、NPOなどが参加しています。避難所では支援物資の整理や配布の手伝い、配食、大学生たちは午後になると「寺子屋」を開講します。始業が遅れている高校生、中学生は懸命になって勉強していました。
ベイサイドアリーナのボランティアセンターでは、東災ボは継続支援団体として役割分担の中で作業を続けています。避難所での診療受付や支援物資の整理、配食、そして「思い出探し隊」での作業。
ボランティアの作業は午前9時に始まり昼食休憩1時間をとり、午後1時から4時までと続きます。ちなみにボランティアの昼食は各自おにぎり2個を持参します。避難所は電気は通電していますが水道は使えず、自衛隊の給水車が頻繁に給水しています。自炊ができる避難所はいくつかありますが、ベイサイドアリーナでは自炊ができず、パンや牛乳、おにぎりなどの食料が配給されています。おにぎり2個のボランティアの昼食は贅沢に思えるほどです。
作業を終え拠点施設に帰ってくるのは5時過ぎです。施設にはお風呂がないため、月曜日と木曜日の2回、車で30分くらいの温泉施設に行きます。これは徐々に改善されていくでしょう。夕飯は7時、7時30分からその日の支援活動の報告会が1時間ほどあります。そして10時には就寝します。
東京都生協連は事務局として支援拠点の運営と新たなプログラム作りに参加しています。事務局メンバーは三宅島噴火災害で10年間ともに支援活動に携わった仲間たちで、三宅支援の体験が十分に活かされ、活用され、拠点はスムースに運営されています。
東京災害ボランティアネットワークの支援活動(東京都生協連)_d0155583_2013892.jpg

○「思い出探し隊」

ベイサイドアリーナの入り口には様々な文書が掲示されています。その中で最も広いスペースに掲示されているのは、探し出された身元不明の遺体の特徴を表した告知文です。他の避難所に避難している被災者の方が、毎日、掲示板の前に立ち、悲壮な面持ちで食い入るように文字を読んでいました。
避難所には身内をなくされた方が大勢います。全てが流され、体ひとつで生き残った被災者は、犠牲になった個人を偲ぶものがまったく残されていません。そこで取り組まれたのが「思い出探し隊」です。津波で被害を受けた荒涼たる地にボランティアは入ることができません。自衛隊は遺体捜索とともに、無秩序に流されている「人間のあかし」を探し、それを路傍の一箇所に集めます。ボランティアは、その「人間のあかし」をボランティアセンターの一角に設けられた「洗浄所」に運びます。そこでは大勢のボランティアが、集められた多くの写真を一枚いちまい丁寧に慎重に水で汚泥を洗い流し、識別できるまで作業を続けます。赤ちゃんの写真や、結婚式の記念写真で花嫁さんの白無垢姿が浮かび上がるとホッとし、そして、その人の生死を思い、いたたまれない気持ちで次の写真に手を伸ばします。そこには、位牌や、ランドセルなど、「思い出」となるものが数多く堆積されていました。
ボランティアは被災者や避難所の写真を撮影することはしていません。それらの様子は今後も、言葉でお伝えします。

被災者支援は始まったばかり。長い支援が待ち望まれています。
# by peaceJCCU | 2011-05-11 20:27 | ボランティア活動
大学生協のボランティア活動が始まりました。
京滋・奈良ブロックからもGW期間に16名の学生が宮城県の七ヶ浜で活動を行っています。以下、事務局のNさんの現地報告です。

5月1日、作業一日目の今日は小豆浜の清掃に行きました。私が担当したのは小豆浜から道路を挟んだ公園の清掃でした。家が流されていて、とても悲惨な状況でした。
第4タームは最大人数の67名の参加です。京滋・奈良からもいくつかの大学が参加してくれています。まず学生はA~Eの班に分かれます。
A:中央体育館(避難所)
  トイレ掃除、お年寄りの指体操、カフェの準備、子どもたちの相手
B:国際村(避難所)
  掃除、おかし準備、来られた方の受付、子どもたちの相手
学生ボランティア活動が始まりました(大学生協京滋・奈良ブロック)_d0155583_13224639.jpgC:WEBページ
  ブログの更新、取材
D:フリーマーケット
  支援物資の提供、整理
E:泥かき、くまなく調査
  自宅に訪問し、ニーズを聞く
F:泥かき
  ひたすら泥かき 結構ハード
の6班に分かれて活動しています。
私は不人気だった、WEB班に入りました。WEB班ですが、現地に行って、自らも体験してブログを更新していくので、他の班にくっついて作業します。

【活動内容】
・公園に流れてきた家屋の撤去
衣類などは家主が戻ってくるので、がれきとは分けておいときます。作業をしている向かいの海岸にはコンテナが打ち上げられていました。行方不明者を捜索しているので立ち入り禁止のところもあります。ボランティアセンターからお昼ご飯の豚汁とトマトを頂きました。おにぎりは生協から配られています。
・被災者の話⇒「自分の家のものかももはやわからないし、もうどうしようもない。気仙沼やもっと震源に近い、被災地の方が大変。津波が16メートル襲った。津波には人生で3回遭遇した。自分は漁師だから、海に近いところに住んでいたい。ボランティアの皆さんには大変感謝している。」
・テレビでしか見たことのない光景(家が公園の真ん中で潰れているなど)を目の当たりにしてショックでした。生活感溢れる物がたくさん溢れていて、ここに人が住んでいたことを思うと、辛くなりました。
・しかし、目の前にある大きな漂流物の撤去に集中していると、この光景に慣れてきて、淡々と作業している自分に気づいて少し複雑な気持ちになりました。
# by peaceJCCU | 2011-05-11 13:23 | ボランティア活動