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日本生協連と全国の生協の震災支援の現地活動を報告します


by peaceJCCU

みやぎ生協と被災地訪問①(日本生協連)

 日本生協連はみやぎ生協と協力し、「つながろうCO・OPアクション」の取り組みとして、9月7,8日、全国の組合員理事が被災地を訪問し、現地生協の組合員・職員と交流する企画を開催しました。21生協32名が参加しました。

 甚大な被害を受けた南三陸町を訪問し、南三陸町語り部ガイドの後藤一磨さんから、お話していただきました。
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 30人以上の職員が亡くなった南三陸町防災対策庁舎の前で、震災当時のお話をしていただきました。「海のすぐ近くに防災対策庁舎が建っているが、堤防もあるので大丈夫だろうと、中に残った職員がたくさんいた。最後まで防災無線で避難を呼びかけた若い職員も亡くなってしまった」「杉の木は潮に弱く、赤く変色してしまうので、どこまで津波が来たかがわかる。3kmも奥まで津波が来て、まさかここまでは来ないだろうと逃げ遅れた人がたくさんいた。津波の高さは25mから30mもあっただろう」「震災直後は何もなくなった気がした。今も瓦礫だらけだが、ここには5000人の暮らしがあった。その後世界中からの支援でつながりや絆を感じた。人間も自然の中のひとつ。自然を抜きにした暮らしは考えられない。一人ひとりの生き方を考える必要がある」など説明していただきました。
 参加した方からは、
「あの3月11日から半年経った今も、生々しく残る鉄骨だけになった建物と見ると、津波の威力、怖さをひしひしと感じるとともに、亡くなられた方のご冥福を祈らずにはいられません」
「ガレキの山の下に人々の生活があったと思うと胸がつぶれる思いです。生協自身も被災しながらも、生協の理念をくずすことなく働かれたこと本当にすばらしいと思います」などの感想がありました。
by peaceJCCU | 2011-09-27 11:38 | その他