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日本生協連と全国の生協の震災支援の現地活動を報告します


by peaceJCCU

ボランティアバスを運行(大阪いずみ市民生協)

 みやぎ生協のコーディネートで、宮城県南三陸町に「ボランティアバス」を2回運行しました。
ボランティアバスを運行(大阪いずみ市民生協)_d0155583_10582913.jpg 事前に開催(6/12)したボランティアバス説明会には、71名の組合員・職員の参加がありました。説明会では、「いずみ市民生協の支援の現状」「被災地の現状」「活動に参加するにあたっての注意点」などの報告を行いました。
 ボランティアバスの出発に先立ち、出発式を開催。行きのバスでは、自己紹介を兼ねて、参加動機の交流を行いました。現地の活動後、帰阪してから、朝食を兼ねたふりかえりの交流会を開催しました。交流会では、グループごとに交流を行い、代表の方が発表を行いました。「現地の様子は、思った以上に悲惨だった」「被災者の方に声をかけることができなかった」「今後も継続した支援が必要に思う」などの意見が出されました。

第1 回目
日程:6 月17 日(金)~6 月19 日(日) 現地活動:6 月18 日(土) 10:00~16:00
参加人数:32 人(男性20 人、女性10 人、事務局2 人)
支援内容:思い出プロジェクトの写真の整理、持ち主への返却支援

ボランティアバスを運行(大阪いずみ市民生協)_d0155583_10565941.jpg 被災地で津波や家屋の倒壊によって流された思い出の写真や賞状を「水洗い」「乾燥」「整理」「展示」「持ち主への返却」をすすめる「思い出プロジェクト」のボランティア活動を行いました。現地に到着後、「駐車場誘導」「会場誘導」「写真の返却支援」「写真の乾燥」などの任務に分かれました。家族の写真を探しに来られた方は、「家族の写真が3枚も見つかった」と、各任務についているボランティアに対し、丁寧なお礼をしながら、帰られました。一方、ご主人を津波被害で亡くされ、そのご主人の写真を探しに来られた方は、時間いっぱい写真を探したが見つからず、「また、あきらめず来ます」とさみしげに帰られました。
<参加者の感想>
・写真をお返しするお手伝いをしました。被災者の方に、最初、どのように声をかけたらいいのか言葉を探すのが大変でした。写真が見つかった方は、本当に喜んでおられました。一方、写真が見つからなかった方は、かける言葉が見つかりません。精神的に非常に疲れた活動でしたが、少しでも多くの写真が、持ち主に返ってほしいと思いました。

第2 回目
日程:6 月24 日(金)~6 月26 日(日) 現地活動:6 月25 日(土) 11:00~16:00
参加人数:32 人(男性19 人、女性13 人、事務局2 人)
支援内容:牡蠣(かき)の養殖場の土嚢(どのう)づくり
 
ボランティアバスを運行(大阪いずみ市民生協)_d0155583_10571325.jpg ボランティア作業開始の前日から、急遽牡蠣の養殖の復興が始まったことに伴い、志津川漁協で土嚢づくりを行うことになりました。袋に砂利を詰め、結んで積んで行く作業は男女問わず大変な作業でしたが、いずみ市民生協も含めた総勢100人近いボランティアが協力し、約1,500個の土嚢が1 日ででき上がりました。通常なら4~5日はかかる量だったということで、漁協のみなさまからもお礼をいただきました。被災者の方々と交流する機会は少なかったですが、産地のお手伝いができたことで充実したボランティア活動になりました。
<参加者の感想>
・ガレキの山の中で、「よみがえれ故郷、ふんばれ南三陸町」と書かれている標語を見たら涙が出そうになりました。被災されているにもかかわらず、魚港の方やみやぎ生協の方が、とても明るく迎えてくださったのが印象的でした。作業では、ほぼ初対面にもかかわらず、声をかけあったりしながら協力して、たくさんの土のうができ上がったことがうれしく思います。
by peaceJCCU | 2011-07-13 11:00 | ボランティア活動